トキド記

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WSの流れ・その②

さてさて、だいぶ経ってしまいましたが音響監督と作るボイスサンプルワークショップの流れ説明第二回です。

前回は録音したデータを音響監督へ送ってチェックしてもらうという流れをご説明いたしました。

↓前回記事↓
WSの流れ・その①


今回で完結編です。


4・音響監督より仮サンプルのコメントをもらう

このWSの特徴の一つです。
自分で「こういうサンプルを作りたい!こういうのを売りにしていきたい!」と作ったものが、他者にどのように聞こえているか、演出をつけるとすればどうするか?、原稿のバランスは大丈夫か?など音響監督ならではの視点でチェックをしてコメントを返してくれます。

参考に稲村宛にいただいたコメントです。
※僕は前回も同じ作成スタイルでボイスサンプルを作っているため、音響監督さんはそれも踏まえてコメントをしてくれております(個人的に長い付き合いの方なので口調もフランクです)。

★全体の感想
これさ、前回のとか今までの奴と組み合わせて使うつもりでいるかしら?
それともこの纏まりで色んな所に送る感じ?
私が覚えているのは前回の奴だから、イメージの似ているものが多いなぁと思って。
この纏まりで使うなら、今回だけでバランスを取る事を考える~。
組み合わせで使うようならバランスはあんまり考えないで、お芝居の事を細かく考える~。
取りあえずどっちでも良いように考えて書くね。

とか言っておいてイキナリ何なんだけどw
私が前回のサンプルをよく覚えているからだと思うんだけどさ、一個一個が長く感じるんだよね。
特に2つ目の若手ラリーとラストのおじさんが長いかな。
一度送った所にも送るなら、もう少し全体的に短くして他の引き出しを見せた方が良いんでないかしら。
例えば、メインを狙うような「良い声」勝負のくくりは長めにして、モブや兼ね役を狙う為に短い奴を入れられるだけ入れとく・・・みたいな。
透キュンが自分の事をどう思っているかは別として、お付き合いのある仕事先の幾つかは、振る舞いから「稲村さんは器用」と思われていてもおかしくないと思うのよね。
あんまりやったこと無い奴に挑戦して失敗してもなんだから、ちょっとチャレンジして纏まらないようだったら現状に戻したり、ナレーションを入れることを考える感じで。
今まで振られたことのあるモブとか、ありがちな感じだとお父さんとか店員とか?考えてみて~。

★中世の若き君主
最近、振られることの多いと言っていた上流階級とか王族のターンね。
声のトーンとかスタンスは素敵だと思うよ。
20代後半から30代前半に聞こえるね。響きも良いから魅力も出てる。
このターンのトータルで考えると、もう少し「絶対的権力を持っている人の幅」があった方が広がるかな。
現状は頭2行とラストの行くらいで充分なんだよね。
長いって事じゃないんだけど真ん中3行に入っているお芝居は頭とお尻でカヴァーできてしまうと言うか、おんなじ様な事に聞こえる。
サンプルを聞くのに、お芝居をしっかり聴くタイプの人にとっては「出来るけどあんまり変化はないね」と聞こえて、声質重視の人にとっては真ん中が無くても充分。
みたいな事ね。
あんまり弄ると王族と言うよりは貴族や、品が薄れる心配もあるけど、上手くいかなかったらテストの日に現状に戻せば良いだけだから、表情の幅を作ることをもう少し考えてみて。

私がつけるなら
「確かにデステリエール~」は更に盛大に褒めてあげる。目を細めて。
「だがいずれは~」は今の形そのままで多少ゆっくりにするかも。前との兼ね合いで。
「頑固さでは~」は自分の馬の素晴らしさを謳うのに少し興奮。少しね。
ナルシーになると今入っている頭の良さみたいな物が消えちゃうから。
「これからの~」冷静に。先をしっかり見通している感。前の行がナルシーになってしまっても、この行で馬鹿ではないと取り戻す。
「その時、~」頭の目を細めてに近いが野心的な。又は哀れみのある微笑。
「未だに~」今ついている冷たいニュアンスが素敵なので、それを膨らませるかお尻にしっかり余韻を残す。

こんな感じかな。色んなパターンがあると思うから、王族の幅を魅せる!に重点を置いてもう一度組み立ててみて~。

・・・とこのようなコメントをいただきます。
コメントは実際に見ていただくWS日に併せて1週間前を目安にお返ししますので参考にして研究してみてください。

5・ワークショップ
お送りしたコメントをもとに原稿の再構成などを行っていただき(もちろん原稿の追加や変更もOKです)実際に音響監督さんに改めて聴いてもらい相談できる時間です。
時間は一人40分程、都内会場で行います。

●実際のWSの様子

ワークショップ


6・ボイスサンプル収録

WSの1週間後を目安に都内スタジオにてボイスサンプル収録を行います。
収録は一人1時間、音楽を後ろに流したい方は事前に音楽データを提出いただいております。
スタジオでは収録者、音響監督さん、スタジオエンジニアさんの3者でサンプルをより良くするために相談をしながら収録していきます。

●実際の収録の様子
ワークショップ2

7・納品

収録から1週間を目安に完成したボイスサンプルを郵送でお送りいたします。
今まで以上に完成度の高いボイスサンプルで、営業力を上げることができるようになることと思います。

次回開催時は秋口を検討しております、ぜひ参加をご検討下さい。

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