トキド記

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たまには書評・・・というか感想文

実は空いた時間で録音図書制作ボランティアなんてことをしているのですが、そこで最近まで読ませていただいた本がとても自分にとっても有用だったのでご紹介。



穴澤雄介 著

「見えなくなったら希望が見えた」

http://www.chukei.co.jp/business/detail.php?id=9784046006158


身体的には全盲で心臓疾患があり、境遇的には母が子供の頃にいなくなり、父は会社を倒産させて失踪・・・と、誰が聞いても不幸としか思えない音楽家の穴澤雄介さんの自伝兼幸せに生きていくための方法の本です。

「ピンチはチャンス」とはよく言ったもので、読みながら穴澤さんの考えの柔軟性と実行力がとても参考になりました。

表現を仕事にしている人の方法論って一般的なビジネス方法論をそのまま踏襲するというわけにはいかないので、基本的なところを除きビジネス書からの転用がなかなか効かないのですよね・・・おそらくビジネス書にもあるような方法論を表現者が実践したらこういう結果を産みました・・・ということなんだと思います。

そういうビジネス方法論の本を穴澤さんは読んでないと思いますが(笑)




例えば・・・「君は実績がないから仕事をあげられませーん」とライブハウスや音楽事務所で門前払いされ、穴澤さんは考え実践するわけです。


①「ボランティアで演奏させてください」と老人ホームや社会福祉施設にお願いし演奏させてもらう。

②下手するとセミプロが参加するんじゃないの?的な無名のコンクールに参加して賞を取る


その結果・・・実績がないからという理由で断られることは無くなり仕事をもらえるようになり、さらにボランティア先から「今度は仕事で来てください」とか「ここが仕事で呼びたいと言っています」と言ってもらえて仕事が増える・・・と言う感じでダメと言われた時に知恵を廻らせ、別の方法を考えることで乗り越えてくるわけです。


これって僕らにも当てはまることなのですよね、デビューしたての新人の時は特に。
仕事をしたことのない新人には1ミリも信用がないのですが、事務所やマネージャー・恩師のディレクターなどの人々が「この子大丈夫です!保証します!」と言って後ろ盾になってくれるから仕事させてもらえるのです、その後に信頼されていくかは本人次第だしそれが一番大変なんですけどね。

ではそれを得ることが出来なかった人はどうすれば良いのか・・・これって穴澤さんと同じ立場ですよね。

必死になって何度も営業してとりあえず一度使ってもらうのも一案ですし、友達劇団に出るのも、自分でドラマCDを企画するのも手なのです。

「全てに間違いはない」

あるとすれば、「何もしない」だけは間違いなんだろうなと思います。




この本を読むと言われてみると当たり前なことを実践するとこうなるんだ、なるほどなあ・・・と思わされます。




あんまり書評とかオススメ図書とかしないんですけどけっこう良かったので・・・
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